ジュハイ

ジュハイでの流血事件


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中国・ジュハイでのトラブル

マカオと国境を隔てる中国本土の街、ジュハイ。2011年、この地で思わぬトラブルに遭遇してしまった。

陸路でマカオとつながるイミグレを抜けると、目の前にジュハイの地下市場への入口がある。そこを真っすぐ進み、道を一本隔てた左手にタクシー乗り場があるのだが、事件はそこで起こった。


ジュハイのイミグレ付近

私が順番待ちをしていたら、前の人の順番の時に割り込みをしてきた一家が。前の順番待ちは2人連れだったので、助手席と後部座席に素早く乗り込み、事なきをえたが、この日の私は一人だった。

自分の順番なので後部座席に乗り込むと、一家の大黒柱と思われる40過ぎの体格のいい短髪の中国人が助手席に乗り込み、何か叫び、さらに後部座席に強引に家族を乗せようとしてくる。大声を出せば相手がひるむことが、これまでの人生でよく分かっているのだろう。無神経で我が物顔を絵に書いたような男だ。

基本的にトラブルは嫌いだし、言葉も使えない中国で面倒に巻き込まれるのは本意ではない。さりげなく割り込みをしてくるだけなら、見過ごすことも多い。しかし、恫喝すれば簡単に相手が退くと思っているこの人相の悪い男の態度には、大人バックパッカーとして許せないものを感じた。

そのため、家族の強引な乗車は完全にシャットアウトした上で怒鳴り合い(中国語と日本語で)。おそらく3分ほど経過したのだと思うが、男がタクシーを降りていった。

一度車から下りたタイミングで、男が振り向いてタクシーのシートを叩こうとしているように見えたが、距離的に届くわけではないので脅しだろうと思っていた。しかし、実際には手に持っていた未開封のお茶の缶を投げつけてきていたのだった。

一瞬遅れて事実を把握し、顔が腫れているように感じたので触ってみたら、手にベッタリと血が付く。この時には出血箇所は分からなかったが、結果的に鼻と額の左側を切っていた。

その後、一家は白タク(無許可の個人タクシー)を使って逃げていく。私もタクシーから降りて止めたが、一家総出で妨害され、結局取り逃がすことに。タクシー乗り場なので大勢の中国人はいるが、何の役にも立つわけがなく、戻ってきたら荷物と投げつけられた「王老古」というお茶の缶を積んだタクシーが警察を呼んで脇によけていた。

荷物を盗まれなかったのは不幸中の幸いだが、警察署では英語が話せる警官がおらず、後に近くのホテルから日本語の通訳が派遣されることに。どうせ犯人を捕まえる気などあるわけはないので、もう帰っていいか聞くが、ダメだと言う。ちなみに、取り調べは3時間ほどかかり、その間も血は止まらず顔の左側は一面血まみれだし、左目は血で開けられない状態に。

タクシー乗り場には防犯カメラが設置されていたらしく、犯行の瞬間をリプレイすることになったが、なんと映像が出ない。中国らしいお粗末で役に立たない結末だ。犯人の指紋がついた未開封の缶(330mlだった)を渡すが、受け取られず。捜査する気がないのなら、聴取もしなければよさそうなものだが、何を考えているのか分からない。

聴取終了後、通訳の人が付き添ってくれ病院に行った。唯一、この通訳の人だけは親切だったのがジュハイでの救いだ。

賢く行動するなら、今回のような行動を取るべきではないだろう。その一方で、譲れない一線もある。その部分の折り合いをいかに付けるのかも、大人パックパッカーとして選択していかなくてはならない。いざという時にこそ、本質が露呈するのだから。

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